No.26 2012年12月22日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
新入会員: 比嘉 栄さん、小島敏郎さん
退会会員:石田美彦さん、中込雪男さん、深江孝生さん、藤原正明さん、吉澤悟朗さん ほか 15名。
(注) 今回 退会者が多いのは、しばらく k-unet との間で連絡が取れなくなっていた会員の方々に、年会費お支払いの件で、郵便やお電話等で近況をお伺いしたところ、「闘病中で、PC操作は不能」、「PCは止めてしまった」等の理由で、退会のお申し出をお受けしたものです。
12月22日現在のk-unet会員数は 483 名です。
■ 活動状況
(1) 11月30日 第2回サロンk-unet(お料理教室) を開催
四谷地域センターで20名の会員が参加し開催されました。サロンk-unetの模様をホームページに掲載していますのでご覧ください。
(2) 2012年度 k-unet PC アートコンテスト入賞作品決定
37点の力作ぞろいの応募作品について11月27日24時締切りでメール投票が行われ、厳正審査の結果入賞作品が決定いたしました。入賞作品の発表は11月30日に開催された「サロン k-unet」の場で行なわれました。入賞作品をホームページに掲載していますのでご覧ください。
(3) 12月7日 第5回運営委員会を開催いたしました。
今月のコラム
担当: 本間 強
☆ 東京スカイツリーからのTV送信、思わぬ障害 ☆
最近の新聞記事で東京スカイツリーからのテレビ送信が想定以上の電波障害のために当初予定していた送信開始を半年ほど遅らせて実態把握のために電波試験を行うとの記事が掲載されていました。 予定では今年の年末にテレビ送信が東京タワーから東京スカイツリーに切り替わると聞いていたので、年末年始恒例のテレビ番組は安定した綺麗な画面で見ることができるものと期待していたのですが、なぜこのようなことになったのだろうと不思議でしようがありません。
記事を読んで判ったことは、東京スカイツリーに切り替えると送信アンテナの位置が変わるので受信側テレビアンテナの方向調整が必要であることと、送信電力は同じでもアンテナ高が約2倍になるので見通しが良くなるために電波受信強度が高くなり、ブースター(テレビ電波の増幅器)を取り付けている場合電波が強くなり過ぎてテレビがまったく映らなくなる障害が発生しており、その対策に約100億円の経費が必要であるというものでした。 送信アンテナの位置が変わることに伴い場所によりテレビアンテナの方向調整が必要であることは当然のことですが、ブースターによる過度の電波増幅という意外な落とし穴があったものです。
この記事を読んで思ったことは、放送事業者が「想定外」ということで現在対応していますが、規模は小さいですが2011年3月の東日本大震災の津波で事故を起こした原子力発電所と事態が似通っていると感じました。 東京スカイツリーから電波発射すると見通しが良くなり、当然のことながら電波の受信強度が上がることは最初から判っていることであり、「想定外」の問題として扱っているテレビ事業者はどうかしていると思います。 本来であれば地上テレビ放送をアナログからデジタルに変更するときに、デジタル放送は新しい放送施設(東京スカイツリー)から送信すべきでありました。 インターネットであちこち調べてみましたら、新しいテレビ用タワーの建設候補地決定遅れに伴い新タワーの建設が遅れているにもかかわらず、テレビ製造業者の圧力で地上デジタル放送をまず東京タワーから見切り発車で送信することにしたと記載されていましたが、あらゆる事態を想定して地上デジタルテレビへの移行を計画すべきでしたね。
小生宅はアンテナの方向調整は不要であり、東京方向の見通しが良くない地形のためテレビ電波受信強度が元々低いので、東京スカイツリーに切り替わっても問題は発生しないと思っていますが、皆様のお宅はどうでしょうか。 12月から実態調査のために早朝の午前4時58分から2分間、東京タワーと東京スカイツリーを切り替えながら試験電波発射が行われていますので、テレビの映り具合を確認してみては如何でしょうか。 電波障害がある場合は、無償で調整してくれるとのことです。 詳細は次の URL をクリックしてご覧ください。
(注)ケーブルテレビで受信している場合は中継業者が対応するので問題は発生しないとのことです。
新聞報道: http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2203S_S2A121C1000000/
東京スカイツリー移行推進センター: http://t-sapo.com/
あとがき
先日の衆議院議員選挙では民主党に逆風が吹き荒れ自民党圧勝の結果となりました。 当選された議員の皆様には党利党略を超越して山積する国内外の諸問題にスピーディーに取り組んでいただき、沈滞ムードの日本を少しでも明るくしてほしいものです。 今年の冬は暖冬傾向と言われていましたが例年どおりの寒さになりそうです。 皆様、健康に留意されて良いお年をお迎えください。
次号は 山本 勝美 さんが担当します。
以 上
No.25 2012年11月24日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
新入会員: 荒井 誠さん、宮内 早苗さん
会員の山本 洋暉さん(11月15日) がお亡くなりになりました。
11月23日現在のk-unet会員数は501名です。
■ k-unet PCアートコンテスト
応募は10月24日(水)で締りましたが、37点の意欲的な作品が集まり、現在、こちらで展示しています。また、会員の皆様にメール投票をお願いしていますが、締め切りは 11月27日24時です。今年は、メール投票にご協力下さった方の中から、抽選で3名様に審査賞を贈呈いたします。投票がまだお済でない方、至急ご投票ください。(投票フォームは こちら )です。
なお、入賞発表は、11月30日(金)に開催する「サロン k-unet」で行います。
■ 活動状況
10月27日にHPをより見易くするためレイアウトを大幅に変更しました。
11月14日 2012年度第4回 k-unet パソコン研修会をさいたま市生涯学習センターで開催し、メインテーマを「クラウドコンピューティング」としてネット上のストレージ(データの保存場所)の利用について勉強しました。10名の会員の方が参加されました。
11月30日 サロンk-unet を四谷地域センターで開催します。
12月7日 第5回運営委員会を開催予定です。
今月のコラム
担当: 西澤 太郎
☆ 携帯電話機からスマートホン ☆
今年5月に携帯電話機をスマホの愛称で普及が進んでいるスマートホン(OS:Android)に切り替えて早くも半年が過ぎました。スマホにしたきっかけは、古い携帯電話機の電波が今年の7月下旬から使えなくなることでした。その時の選択肢としては、従来の携帯電話機と同じものもありましたが、無料でスマホにも交換できる事が分かり、思い切った次第です。
スマホに変えた当初は、限られたボタン以外は、画面に直接触れる「タッチ」という操作に戸惑いましたが、使っている内にこれも結構便利なものだと感じる様になってきました。ただ文字入力は、キーボードの方が便利だと思っていますが、これも工夫が加えられていて最近見つけた「Google日本語入力」というアプリは、ローマ字入力に近い操作で快適に入力できるようになりました。
ところがもっと凄い文字入力の方式が用意されていたのです。それは音声によるものでスマホに対し適切にセンテンスを区切り、ゆっくり話しかけるようにするとなんと! かなり完成度の高い変換ができるのです。
後は、若干の修正を加えるだけで完成です。
最初は、どうせ大したものではないと高をくくっていたのですが、驚きです。私のスマホではネットを介して音声==>文字変換をしているようで、端末側で全てを処理しないでネットの向こう側で高度な処理してその結果を端末側に反映しているようで仕組みからして納得しました。
かなりの進化を遂げた音声認識技術を利用して、最近ではスマホの操作はもとより家電を制御することが現実のものとなってきました。
☆ タブレットPC とWindows 8 ☆
パソコンのOSの一つであるWindows 7 がヴァージョンアップされ10月26日にWindows 8 が発売されました。このOSは、今までの通常のPCでのマウスやキーボードを使った操作もできますが、タブレットPCでの使用を前面に出したものになっています。
タブレットPCやスマホでは、マウスやキーボードを使わずに画面に直接触れる「タッチ」と呼ばれる操作が基本となっています。この「タッチ」を使うには、当然ですがスクリーンがハードウェアとしてこれに対応したものである必要があります。
私達が今使っているWindows XP やWindows 7 のパソコンのスクリーンは、この「タッチ」に対応していないものがほとんどですので、お持ちのパソコンのOS だけをWindows 8 にアップグレードした場合は、「タッチ」操作は使えないことになりますので注意が必要です。(マウスやキーボードによる操作は可能です。)
これは私の経験からのことですが、OSのアップグレードがあった場合は、出来ればハードウエア(PC本体)も新OSに対応したものにすることが様々なトラブルから回避する最善策だと思っています。
マウスやキーボードでの操作と「タッチ」操作を併用する端末のことをハイブリッド・タブレット端末(またはPC)と呼ぶようで過渡的なものかどうかは分かりませんが文字入力の方式の進化によっては、キーボードとマウスが不要になる可能性も見えてきました。
最後に今私が購入したいと思っているものを紹介させて頂きます。それはWindows 8 ではなくOSがAndroid のタブレットPCで、Androidの本家Googleとサムスンが作ったものです。当初発表された発売日から遅れていますが、楽しみにしています。
あとがき
次号は本間 強さんが担当します。
以 上
No.24 2012年10月29日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
新入会: なし。
退会: 9月29日 久保勝弘さん、10月3日 識名朝清さん
ご逝去: 9月18日 崎山盛行さん(KDD OB)
現在会員数: 500名(10月26日現在)
■ 年会費
年会費の納入をありがとうございました。締め切り期日を9月末まで延長した結果、納付率は87%でした。
未だの方は引き続き納入をお願いします。
会費を納入頂けた方にはk-unetホームページの個人用ログインIDとパスワードを順次お知らせしています。
ご寄付を頂けた方のご芳名(発表を承諾された方のみ)をk-unetホームページに掲載しております。こちらを
クリックしてご覧下さい。
■ k-unet PCアートコンテスト
応募の受け付けは10月24日(水)で締め切りましたが、多数の作品が寄せられました。応募作品の展示は、
こちら です。これから会員の皆様にメール投票して頂き(投票フォームは こちら )、入賞発表は、11月30日(金)に開催する「サロン k-unet」で行います。また、結果はホームページ上で発表します。
■ 運営委員会
第4回運営委員会は10月26日に開催します。
■ パソコン研修会
来る11月14日(水)13:30から16:30に大宮にてパソコン研修会を開催します。研修内容はクラウドコンピューティングです。会場はさいたま市の生涯学習センターです。お近くのかたは是非参加して下さい。詳細はホームページを見てください。
■ 秋のサロンk-unet
11月30日(金)新宿区四谷地域センターの予定です。アートコンテストの入賞発表もこの会場で行います。
今月のコラム
担当: 京極雅夫
☆我が家にはどのインターネット(とテレビ)環境が適しているのか その2☆
ちょうど一年前、昨年10月に表記を発表したので、その後の動きを追加したい。
当時古いUHFアンテナが壊れかかったので、代替案を検討していた。「八木アンテナ」(魚の骨様のアンテナ)を屋根の上に取り付けるのは、いかんせん見た目が悪いし、折角取り付けても台風被害や経年劣化の際には電気屋さんに頼む必要があって煩わしいと考えていた。近所を見回すと中遠距離用の地デジアンテナを屋根に立てている家は4割ほどで、アンテナの無い家が過半数のようだ。このような家ではハイテクの光ファイバーやCATVを導入しているのだと思われた。まさか、TVを見ない家なのかも。。。
八木アンテナ以外の方法として、家の屋根に取り付ける必要のない「平面式」の地デジアンテナを第一候補とした。これは家の外壁かベランダに取り付けるので見た目に抵抗が少ないし、なによりも自分で「いろいろ触れる」のがいい。
設置方法を検討したところ、壁面に取り付ける場合は、ネジ穴からの漏水やモルタルのひび割れなど対策が必要となることが判明した。このため、ベランダに取り付けることとし、中長距離用の高利得(といわれる)平面アンテナを購入した。仮に取り付けてみたところ、アンテナの位置や高さに依って受信レベルが結構変化するのである。最良の場所に取り付けても4chと6chではレベルが低く、ブースターを通してもブロックノイズが多発するのである。NHKの1chと2chや他の民放は問題なく受かる。チャンネルによってこれほどの差が生じるとは思ってもいなかった。ただ、2013年春?にスカイツリーから地デジ放送が始まるので改善が期待されるのだが、いかんせんまだ何ヶ月も先の話である。
やはり、地デジは『今直ぐ』に観たいので、昨年のマンスリーレターで挙げた3つの選択肢のうち2番目の地域CATV導入がよいと考えた。CATV会社には地デジTV受信のみ契約するメニューは無かったので、インターネットと電話もセットで契約した次第である。
結局インターネットをどうするかの命題は地デジが映ることが選定のキーとなってしまった。光ファイバーではなく同軸ケーブルなので速度がギガまでは届かず理論値160Mに「改善」された。
実際、これまでのADSLよりは少し速いかなという感じである。しかし、総合的にはWeb側のサーバーやネットワークの反応遅れはどうしようもない気がする。
昨年の発表に対して、ある経験豊かな会員殿より、ご自身の経験から地域のCATV(KDDIの提携CATV会社)がいいとコメントを頂いたが、そのとおりの選択となった。
あとがき
見やすく親近感のあるk-unetのホームページとするべく運営委員一同でいろいろ改善を進めています。ホームページへログインしてご意見を投稿することができます。例えば、会員ご自身の近況についてはいかがですか。投稿をお待ちしています。
パソコンについて疑問質問や悩みのある関東地区にお住いの方はパソコン研修会に参加して下さい。またご自宅へ出張支援もできます。その他の方はパソコンQ&Aをご活用下さい。
次号は西澤太郎さんが担当します。
以 上
No.23 2012年9月22日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
入会された方:能地靖夫さん、水口芳彦さん
退会された方:遠藤奏喜さん、片岡美智子さん、木下保政さん、小林フクさん 渋佐文雄さん
猿田あけみさん、 田中裕子さん、橋爪直子さん、 淵岡啓次郎さん、村越啓雄さん
現在数502名(9月20日現在)
■ 年会費
年会費の納入期限を9月末まで延長しております。お陰様で多くの方から続々とお支払い頂き心からお礼
申 し上げます。締め切りが迫っておりますので万が一お忘れの方はお急ぎくださいますようお願い申し
上げま す。
尚、振込先はk-unetホームページの「おしらせ」欄<k-unet年会費支払のお願い>をご参照ください。
会費を納入された方には順次k-unetの個人用ログインIDとパスワードをお知らせしています。
ご寄附をいただいた方のご芳名(発表を承諾して下さった方のみ)を、k-unet ホームページに
掲載させていただきました。こちらをクリックしてください。
■ 運営委員会
第3回運営委員会を8月30、31日に開催しました。次回は10月26日の予定です。
■ 大宮でのパソコン研修会
大宮での研修会は11月14日午後生涯学習センターにて開催します。
さいたま市近隣の方、ぜひ一度参加なさってください。
■ 秋のサロンK-unet
11月30日(金)四谷地域センターの予定です。
アートコンテストの結果発表と併せて開催します。
今月のコラム
担当:北野志津子
☆ 私を救った主治医の言葉☆
2012年のロンドンオリンピックの日本人選手の活躍は素晴しいものがあり何度思い出しても有り難うと言いたくなる。今回のオリンピック委員会の対応は鮮やかでメダリストたちによる銀座の凱旋パレードを即実行してくれた。なんと50万人もの人々が押し寄せ大歓声の中事故もなく車列は進んだ。多くの日本人は銀座に行かれなくても行った気分で心からの喝さいを送ったに違いない。あれほどの力強いパレードはこの処日本を覆っていた暗雲を一時的にせよ消してくれたと思う。
大会が始まってすぐに良い結果を出した水泳陣の影響力はその後のメダル獲得への大きな気運となったと思われるが私はバタフライで銅メダル獲得した星奈津美選手の事を忘れることはできない。彼女はどちらかと言えば地味な感じな選手だが16歳の時バセドー病に罹患、一時は泳げない時期もあったと聞く。その星選手を支えたのは「治療を続けながら競技もつづけましょう」という担当医師の言葉だったそうだ。
実は私も主治医のさりげない一言で救われた経験を持っている。
会社を退職して1年後、12年前のことになるがその年も恒例の人間ドックを受診することにしていた。お決まりのコースを受診して最後の医師との面談の時「血液の病気にかかっているかもしれないので大きな病院で精密検査を受けてください」との思いもかけない言葉が伝えられた。思い返せばそのころ夜になると疲労のあまりよく横になっていた。生あくびが頻繁に出たことも気になっていた。でも寄る年波のせいだと勝手に解釈をしていたのだった。
翌日馴染みのKDDゆかりの病院へ駆けつけ事情を話した。当日の担当医師(昭和天皇の侍医であられたと後になって知った)は触診の後「何ともないと思うけど…。でも一度CTを受けてみますか」とCT検査を勧められ一か月の後結果はクロだった。そして主治医の計らいで翌日入院治療開始となったのだった。暑い夏の盛りに避暑地に行ったような快適な病院で過ごしたが患者としての日々はあまり思い出したくはない。余談だが治療が始まり暫くするとどうしても髪の毛の脱毛がはじまるが院内の床屋さんによると「初めから坊主にすると後の生え変わりの際、髪の毛の長さが揃うのできれいよ」と言われ即坊主になったことが懐かしい。髪の毛は女性の命とも言われ坊主などもってのほかではあったが専門家のいうことを聞いて良かったと思っている。治療が終わってからは本当に良い髪が揃ったのだから。
9月に入ると若い女性の主治医は「間もなく退院です。今後の治療は通院しながら10クールの治療をしてもらいます。お家に帰ったら普通の生活をしてくださいよ。」と。1ヶ月ぶりに家に帰れると思うと心底嬉しかった。帰宅してからは単純で素直な私は主治医の助言に従い段々と普通の生活を疲れない程度こなすようにした。当時携わっていたボランテア活動(母校の同窓会の運営委員)も再開し任期満了までお世話になった。寝てばかりいるよりたまに外に出て仕事をしてお喋りすることは何よりの良薬だったのだと思う。
その後は年に数度の血液検査を受けながら体調管理をしていたが5年経過の時、同期入院の方から「このたび寛解(完治の事)を頂けたの。あなたは?」との連絡を受け驚いて医師に「私の場合はどうなのか」質問すると「貴女は進み方がゆっくりな型の病気なので5年から10年の経過観察が必要です」との回答だった。
通院治療になってからは西洋医学・針きゅう・サプリ等など良いと言われる治療のお世話になった。
そして気にするような気にしないような日々を送りながらの10年目の血液検査が大変良好で(オールAの様な状況)だったので喜びを家で報告した。すると夫からまた思いがけない言葉が語られた。実は発病時の家族を交えての告知の後、夫一人にまだ医師の話は続いたのだそうだ。そんな経過を胸に秘めて家族は私を見守ってくれていたと気づき只々感謝の念が湧いてくる。それにも増して実は裏があったにも拘らず退院の折の若い女性の主治医は「普通の生活をして下さいよ」の一言は重く、今更ながら有難かったと思う。
振り返ってみると私には支えてくれている二つの言葉がある。一つは小学5年の時友人と一緒に出掛けた教会で牧師さんが語られた「全ての事に感謝しなさい」、もう一つは
主治医による「(気に病まずに)普通の生活をしてください」。
二つとも実にシンプルな言葉だが私にとって奥の深い大切な人生訓となりその重みを噛みしめながら日々を送っている。
あとがき
新k-unetが発足し来月で1年になります。巻田代表の下、運営委員10名が心を合わせ、会員の皆様の絆になれるk-unetを作るべく努力しております。
新装なったホームページも皆さまからの要望を取り入れ利用しやすくなってきました。魅力ある機関紙になるよう皆さんの積極的なご参加をお願い申し上げます。
次号は京極雅夫さんが担当します。
以上
No.22 2012年8月20日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
入会された方:
退会された方:秋山明美さん
逝去された方:諸石哲男さん, 岡本晴行さん
会員数は510名です。(8/20現在)
■ 年会費
多くの方々から会費の納入(369名)とご寄附(83名-8月16日現在)を賜りました。心よりお礼を申し上げます会費の納入期日は、当初 6月末としておりましたが、まだの方は、9月末までお待ちいたしますので、できるだけ早い時期にお願いいたします。振込先は、k-unet ホームページの「お知らせ」欄 <k-unet年会費支払のお願い>をご参照ください。
なお、会費を納入された方には 順次 k-unetの個人用ログインIDとパスワードをお知らせしています。
* ご寄附をいただいた方のご芳名(発表を承諾して下さった方のみ)を、k-unet ホームページに掲載させていただきました。こちらをクリックしてください。
■ 2012年度PCアートコンテストの開催
恒例のPCアートコンテストの応募受付を8月1日から開始しました。今年は、募集作品の種類に、「ホームページ素材」として、壁紙としても歓迎されるようなものを追加しました。多くのご応募作品が寄せられることを期待しています。
■ 運営委員会
第3回運営委員会を8月30~31日に開催します。 olympicの強化合宿並みに2日間かけてこれからのk-unetの方向づけを気合いを入れて討議する予定です。
今月のコラム
担当:鎌田 光恵
☆ フードロスとコンビニ ☆
2012年のロンドン五輪は7月27日(金)に開幕し8月12日(日)に閉幕した。全204ヶ国・地域の男女が参加し17日間にわたり熱戦を繰り広げた。日本は金メダルの数では予想を下回ったが、総数は史上最高の38個。全選手たちの輝いた活躍は期待を裏切らなかった。中でも男女サッカー、男女競泳、女子バドミントン、女子レスリング、女子バレーボールの奮闘ぶりには当初、冷淡を決め込んだ私の心を湧き立たせるものがあった。
● フードロス
飽食の国・日本で最近気になることがある。「フードロス」である。ネット検索によればフードロスとは食べられずに捨てられる食べ物のことで、日本は食料の6割を輸入しているにもかかわらず、食べものの3分の1(年間2000万トン)以上を食品廃棄物として捨てている。また、何とその内半数の1000万トンが一般家庭での調理くず、食べ残しや賞味期限切として捨てられているとは驚きである。
そこで自分の生活を振り返ってみた。冷蔵庫には2週間前に生協で配達された木綿豆腐が1丁残っている。後引きになっているとは知りながら昨日は今週の予約注文の豆腐2丁が配布されたのでゴメンナサイ。木綿豆腐1丁を廃棄。生協は遺伝子組み換え食品の排除をうたい素性のわかる食材を届けてくれる良さはあるが、計画的に継続して購入しなければならない足かせがある。食材ストックの戸棚の中にスーパーのセールで購入したA社の中華合わせ調味料「麻婆豆腐」と「棒々鶏」を手に取ると賞味期限は1年前に切れている!止むなく廃棄。 東日本大震災以後、家庭内に水と食料をストックすることを心がけているものの常に点検を忘れず、上手に消費し、補充する気まわしや、時にはデパ地下(百貨店の食品売り場)で当節人気の料理を買って食卓を賑わせたりシニア主婦にとっては結構シンドイ毎日である。
● 「コンビニ快走」
先日、新聞の経済欄に興味ある記事を見つけた。
「コンビニは近くて便利だが高い」という消費者が抱くイメージを一新させ利用者層が男性サラリーマン中心からシニアや女性に拡大しているらしい。安くて新鮮な生鮮食料品を小パックで販売する業態変化が受けて売り上げを伸ばし今年3~5月期決算で経常利益が前年同期比7%の増!私もコンビニはほとんど入ったことがなかったが「おにぎりがおいしいヨ」と言うので買ってみたら海苔はパリパリ、ご飯はふっくらで値段も納得したのが利用の始まりであった。最近ではコンビニでバナナの1本売りを買うことにしている。スーパーで4~5本入りパックを買っても終わり2本ぐらいはいつも黒バナナの悲しい思いをしなくて済むからだ。コンビニは独自ブランド缶ビールの開発や地域の好みに合わせた「おでん」の味を導入したり絶えず進化している。シニアにとって何よりもありがたいのは(深夜はさておき)早朝から元気に営業していることだ。
スーパーとデパ地下と隣のコンビニを賢く使えば主婦はフードロスを出さなくて済むはずである。
あとがき
2012年24節気の立秋は8月7日でした。その日から東京では連日の猛暑日がすっと影を潜め涼しい風が吹くありがたい数日が続きました。今はまた蒸し暑い日々に戻ってしまっていますがそれでも、空の雲にはどことなく秋の気配を感じなくもありません。ロンドン五輪で活躍したアスリートたちの元気をもらい厳しい残暑をのりきりましょう。
次号は北野志津子さんが担当します。
以上
No.21 2012年7月26日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
入会された方:長浜剛毅さん
退会された方:中西扶美子さん
逝去された方:鈴木輝雄さん
7月24日現在のk-unetの会員数は513名です。
■ 年会費
多くの方々から会費の納入(358名)とご寄附(80名 - 7月22日現在)を賜りました。心よりお礼を申し上げます。会費の納入期日は、当初6月末としておりましたが、まだの方は、9月末までお待ちいたしますので、できるだけ早い時期にお願いいたします。振込先は、k-unet ホームページの「お知らせ」欄 <k-unet年会費支払のお願い>をご参照ください。
なお、会費を納入された方には 順次 k-unetの個人用ログインIDとパスワードをお知らせしています。
* ご寄附をいただいた方のご芳名(発表を承諾して下さった方のみ)を、k-unet ホームページに掲載させていただきました。こちらをクリックしてご覧ください。
■ 「新サイトの歩き方」講習会の実施
新サイトで使用しているCMS(Content Management System)である「NetCommonsの解説」および「新サイトの歩き方」をテーマにした第1回講習会(無料)を、7月19日にまちだ中央公館にて開催しました。参加者は、15名。今後、東京および大阪においても 同様の講習会の開催を予定しています。
■ 2012年度PCアートコンテストの開催
恒例のPCアートコンテストの応募受付を8月1日から開始します。コンテストの詳細は、近く同報メールでご案内する予定ですが、k-unet ホームページにも掲載いたします。今年は、募集作品の種類に、「ホームページ素材」として、壁紙として歓迎されるようなものを追加しました。多くのご応募作品が寄せられることを期待しています。
今月のコラム
担当:大谷 恭子
☆河童忌とバーチ(Baci)チョコレート☆
◇ 芥川龍之介
今年も間もなく芥川龍之介の命日・河童忌(7月24日)が訪れる。この時期、私には毎年ある特別の感覚が蘇る。それは、遠い昔、夏休みのすべてを明けても暮れても芥川全集を片手に過ごしたせいであろう。というのは、卒業論文に選んだテーマが、「芥川龍之介の心象風景」だった。いま思うと、人生経験もない者が、享年35で数多くの傑作を残してこの世を去った作家の人生に言及しようなどと、何と大それた身の程知らずであったことかと恥ずかしくなる。
芥川の作品の中では、晩年のものが好きだったが、短いフレーズに込められた格言は、いまでも時々思い出す。たとえば、次のようなものなど。
・わたしは不幸にも知っている。時には嘘によるほか語られぬ真実があることを。
・阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。
・古人は神の前に懺悔した。今人は社会の前に懺悔している。
・誰よりも理想に燃え上がった君は、誰よりも現実を知っていた君。
◇ イタリアのバーチ(Baci)チョコレート
芥川龍之介とバーチチョコレートに一体どんな関連性が?と思われる方も多いと察するが、私の中ではこの二つは、格言という共通項で結ばれていて、何となく一種の思い入れがある。
イタリア語の Baciは、kiss の複数形。星空をイメー ジした美しいパッケージのこのチョコレートは、いまでは成城石井などでも見かけられるが、私が初めて出会ったのは 40年以上前、ローマの土産店だった。案内をしてくれた人から、「このチョコレートを開くとね。ほらこんなふうに1枚の紙切れ(Cartiglio-カルティッリオ)が出てきて、そこには古代の思想家から古典作家、哲学者や文豪たちの名言、その他世界の格言が4ヶ国語(伊、仏、英、西、独)で書かれていて、それは開いた人への愛のメッセージというか、あるいは占いの意味も持つのかなあ」と教えられた。その後、一粒一粒開いてみると、箱いっぱいのチョコレートすべてに Noを記した別々の格言が入っていた。ヘーゼルナッツの入った大粒のチョコレートも勿論美味しかったが、私にとっては、その紙切れを読むことが楽しみとなり、ヨーロッパ旅行に行くと、いまでもよくこれをお土産に買う。聞くところによると、その格言の種類は200にも及ぶらしい。そのためか、毎回、開くごとに違った言葉に出会う。私が手元に沢山保存している紙切れの中から幾つか抜き出し、以下にご紹介してみよう。
・愛する-それはお互いに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである。
Love does not consist in gazing at each other but in looking together in the same direction.
<サン・テグジュペリ>
・幸せはどこにだって隠れている。ただそれを見つけるだけ。
Happiness is hidden everywhere-; you just have to look for it.<世界の格言 (Anonimo)>
・喜びなくして人生なし。喜びのための努力は、人生のための努力である。
No life without pleasure; the struggle for pleasure is the struggle for life. <ニーチェ>
これらバーチチョコレートの格言と芥川龍之介の名句とは、どこか似ていないだろうか。
あとがき
夏の外出は嫌いではないが、今年は部屋を涼しくして、オリンピック競技を観る時間が増えそうだ。何事にも根気のない私には、アスリートたちの何年にも及ぶ練習の積み重ね、努力、根性、克己心は、賛嘆の念を抱かせられるし、惹きつけられる。終わってしまうと、勝者だけが脚光を浴び、その陰に幾人もの称えられてもよい人生があるのに、それは顧みられないことが多い。そして、脚光を浴びた選手の、ふと漏らした感想が、格言としていつまでも語り継がれることもある。
ロンドンオリンピックでは、どんな新しい格言が生まれるのだろうか。
次回のマンスリーレポートの担当は鎌田光恵さんです。
以上
No.20 2012年6月27日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
入会された方:清水明さん
退会された方:高橋泰司さん、石川繁さん
6月27日現在のk-unetの会員数は515名です。
■ 年会費
会員の多くの方々から会費の納入(337名)とご寄附(75名 - 6月26日現在)を賜りました。心よりお礼を申し上げます。会費の納入がまだの方は、お手数ですが9月末までにお願いいたします。なお、 会費を納入された方に順次k-unetの個人用ログインIDとパスワードをお知らせしています。まだの方はもうしばらくお待ちください。
* ご寄附をいただいた方で、ご芳名の発表を承諾して下さった方につきましては、k-unet ホームページに掲載させていただきました。こちらをクリックしてください。
■ 「新サイトの歩き方」講習会の実施
新サイトで使用しているCMS(Content Management System)である「NetCommonsの解説」および「新サイトの歩き方」をテーマにした第1回講習会(無料)を、7月19日(木)13時30分から、まちだ中央公民館にて開催します。奮ってご参加ください。
なお、この講習会は場所を変えて(四谷区域センター、さいたま支部など)何回か実施いたしますのでご都合の良い場所においでください。
■ 運営委員会
2012年度第2回運営委員会を6月26日に開催しました。議事模様は後ほど掲載します。次回は8月下旬~9月上旬に開催の予定です。
今月のコラム
担当:楳本 龍夫
☆ 最近の日本語表現について ☆
著名人の訃報が続いています。記憶に新しいところでは、寛仁親王、新藤兼人 尾崎紀世彦、ホイットニー・ヒューストン、フィッシャー=ディスカウなど。そして必ず最後に必ず「ご冥福をお祈りします」という言葉で締めくくられます。しかし、この言葉、実は少し変ではないでしょうか。この点にこだわって、最近の日本語表現について少し重箱の隅を突っついてみたいと思います。
「冥福を祈る」の冥とは冥界のこと、冥界がはっきりした世界でないことは確かで、言ってみれば地獄かそれに近いところ、したがって、「冥福を祈る」とは、「地獄で幸せに暮らして欲しい」というくらいの意味になります。随分とひどい言い方です。さらにこれは仏教の世界の話、キリストの下で天国に行っているはずのホイットニー・ヒューストンが東洋の地獄で幸せに暮らすはずもありません。そして今日もテレビやラジオでは「ご冥福を祈ります」とニュースを締めくくっています。
改めて考えてみれば、「ありがとう」という言葉も随分と失礼な言い方に聞こえてきます。漢字で書くと、「有難う」ですから、最近の若者言葉でいえば「有り得ねえ」、相手にお礼をいうのにいくらなんでもこれはないと思います。この「有り難し」とは、この世においては貴重で有難いものを得たという感謝の言葉ですので、無形の相手の親切にお礼をいうときにはやはり何だか変な気がしてきます。私がゲシュタルト崩壊を起こしているのかもしれませんが、かと言って、かわりに思いつくのは「かたじけない」、これではちょっと古臭くていけません。
若者言葉の面白さについて語るとキリがありませんが、そのうちでの極めつけは「ヤバい」でしょう。例えば美味しい料理を食べたときに若い女性が発する言葉が「ヤバい」、危険なくらい魅力的とか凄いというような意味で、肯定的に使われます。困るのは、本来の危ないとか不都合な状況を指すときもこのヤバいという言い方をすることです。したがって、今の「ヤバい」はどちらの意味で言ってるのか、確認しなければわからなくなってしまいます。実際のところ私はそうしています。こうなるともはや伝達という言語の機能を果たしていないといわざるを得ません。
このほか、よく使われる面白い誤用表現はこだわり始めると面白いものがあります。汚名挽回、汚名を取り戻してどうするんだと思いますが正しくは「汚名返上」、飛ぶ鳥が後を濁すことは空気力学の話ならばわかりますが飛んでいれば後を濁すことは物理的に不可能、正しくは「立つ鳥跡(=後)を濁さず」です。薀蓄をたれては言葉のニュアンスがいかにも汚なく、やはり薀蓄は傾けるものでしょう。財布をはたいても出てくるのはホコリだけ、同じはたくなら財布の底にしてもらいたいものです。
みんなが誤用するものだから、それがいつの間にか正しい言い方になったものもあります。「全然わからない」などと、ちょっと前までは「全然」と始まったら否定形で終わるのが正しい言い方でしたが、いつの間にか「全然ステキ」のように肯定形が続くのも普通の言い方になってしまいました。「おいてけぼり」もその典型で、辞書でも両論併記で「おいてきぼり」が市民権を得ています。音位転換の場合には元の言い方が忘れ去られた例がたくさんあります。「新しい」は本来の「あらたしい」とは言わず「あたらしい」と読みます。「だらしない」を元来の「しだらない」という人はもはやいないし、山茶花を「サンザカ」と読んだならば、きっと教養がないと笑われるに違いありません。
重箱の隅を突っつくのはこのくらいで終わりにしますが、言語がこのように変化していくのはその言語に活力がある証拠だそうで、言語学的には決して悪いことではなく、若い人の言葉尻をとらえて嘆くのは歳をとった証拠、昔から繰り返されてきたことのようです。
あとがき
最近、実家の父親のところに、電力会社のほうから、20Aの契約で60Aまで使えるという怪しげな節電装置を売りに来たそうです。かなり高価な装置です。電力会社からではなく電力会社のほうから来たこともあり、また20Aの契約で60Aを使うのはいわゆる「盗電」と言わないか、ということで購入をやめさせたというウソのようなホントの話ですが、夏を前に、このような高齢者向けの怪しい節電ビジネスが現れているようです。会員の皆さんも是非気をつけていただきたいと思います。
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次回のマンスリーレポートの担当は大谷恭子さんです。
以上
No.19 2012年5月27日 |
既にご存知かと思いますが、今年度より年会費制度が導入されまし た。 既に会員の多くの方々から会費の納入と多額の寄付をいただきました。心よりお礼を申し上げます。 なお、会費の納入がまだ の方は、お手数ですが6月末までにお願いいたします。
「年会費等支払いのお願い」のご案内は、次に掲載されています。
http://www.k-unet.org/?page_id=855
今月のお知らせ
■ 会員の状況
退会されることになった方:伊藤幸三さん
訃報をお出しした方:湯本篤治さん 松原正久さん
5月27日現在のk-unet会員数は517名です。
■ 運営委員会
第1回運営委員会を5月17日に開催しました。次回は6月26日の予定です。
今月のコラム
担当:稲垣 和則
☆ こんなオリンピックも・・☆
7月27日開幕のロンドンオリンピックが2カ月ほどに迫ってきました。 水泳、サッカー、体操などで日本選手の活躍が期待できそうで、徐々に盛り上がりを 見せています。 一方で、この夏は稼動原発がゼロの状態が続きそうで、電力不足から電気使用量の節約が必要となりそうで、いやが 上にも暑くなりそうです。
ところで、オリンピックはギリシャ生まれですが、日本生まれのオリンピックがあることをご存知でしょうか? 1992年から毎 年開かれているオリンピックで、小学生のお孫さんをお持ちの方もおられるかと思いますが、小学生が、「算数」という万国共通の種 目で、思考力と独創性を競う大会です。 数学者の広中平祐と、大道芸人でもありTVでもお馴染みのピーターフランクルの両氏の呼 びかけで始まりました。
小学生対象の算数ですから、難しい知識は必要ありませんが、オリンピックともなれば、それはそれで大変です。 試しに、過去に 出題された問題でオリンピックに因んだものをひとつ紹介します。
問題:『五輪のマークのaからiの位置に1から9までの整数を1つずつ書き入れて、1つの円にかこまれた数の和が、5つのすべての円で等しくなるようにします。 ただし、1つの整数は1回しか使えません。 このとき、1つの円にかこまれた数の和はいくつになりますか? もっとも大きい場合と小さい場合を答えなさい。』
因みに、この問題は第2回大会の予選問題です。 正解率は、大きい場合が約13%、小さい場合が31%です。 この算数「オリンピック」の問題に,あなたも挑戦されませんか?
あとがき
次回のマンスリーレポートの担当は楳本龍夫さんです。
以上
No.18 2012年4月27日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
新しく会員になられた方: 藤倉 実さん 館野 孝さん
退会されることになった方:石原昭郎さん、塚田益通さん
訃報をお出しした方 :山室勝司さん(非会員、3月24日逝去)、松本義冶さん(非会員、4月6日逝去)
4月23日現在のk-unet会員数は520名です
■ 活動状況
4月23日 2012年度 k-unet年次総会開催 (新宿区四谷地域センター)
4月25日 2012年度 第1回 k-unetパソコン研修会開催 (さいたま市生涯学習センター)
■ 2012年度年次総会終了
2012年度k-unet年次総会は盛会のうちに終了し、新k-unetとして本格的に活動する基盤が固まりました。
2012年度k-unet年次総会の速報→ こちらをクリックしてください。
(参考:総会出席者数 :43名、委任状を提出いただいた方: 56名)
今月のコラム
担当:石垣 英明
☆ IT閑話 - ウィンドウズ8評価版が登場 ☆
マイクロソフトから、次期OS「ウィンドウズ8(エイト)」の機能を試せる「コンシューマー・プレビュー」版と呼ばれる試作版が公開されております。
ウィンドウズ8の特徴は、ひとことでいえば「タブレット端末でも快適に使える」ということで、メイン画面が、タブレット風の大小の四角い「タイル」が並ぶ「スタート」画面です。地下鉄が由来の「メトロ」と呼ばれる操作画面では、ボタンが大きいためタブレット端末からでもタッチ操作がしやすくなっています。
ウィンドウズ8の動作条件は、1 GHz以上のCPU, 2 GB以上のメモリ、DirectX 9対応のグラフィックスなどとなっています。
ウィンドウズ・ビスタの改良版で、ウィンドウズセブンが動けばエイトも動きます。
私も最近、この評価版をインストールして、主宰しているNPO団体でデモンストレーションいたしました。立ち上がり時間、シャットダウン時間も短くなり改善されています。
ウィンドウズ8搭載のパソコンは年内に登場の予定です。
あとがき
次号は、運営委員の稲垣 和則さんが担当されます。
以上
No.17 2012年3月27日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
2月以降、3月25日までの間に、金輪 輝美さんが新しく入会されました。一方、会員の飯田 英輔さんがご逝去されましたので、3月25日現在の会員数は520名です。
■ k-unetパソコン研修会
次回は4月25日(火)に「さいたま市生涯学習センター」で開催予定です。研修担当の西澤太郎運営委員が講師を担当します。詳細は後日ご案内いたします。
平成24年度 k-unet年次総会のご案内
担当: 山本 勝美
3月も下旬になり、ようやく花の便りも聞かれるようになりましたが、皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。
会員の皆さんから頂戴しましたご意見にお応えすべく、当会のホームページ(http://k-unet.org)のリニューアル準備を進めてきましたが、いよいよ平成24年4月1日を期して、新しいホームページに切り替えることにいたします。
このリニューアルの特徴は、“会員がつくる会員のための生活・活動情報ポータルサイト”と銘打ち、会員の皆さんにもっと役立つホームページにするためのインフラの改善を基礎としています。これから、会員の皆さんにも大いに参加していただいて内容の充実を図っていきたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
新年度は、4月1日のk-unetホームページのリニューアルに続きまして、4月23日(月)にはk-unet年次総会が開催されます。
そこで、今月は、コラムに代えて、平成24年度k-unet年次総会のご案内をさせていただきます。
☆ 平成24年度 k-unet年次総会 ☆
平成23年度は、東日本大震災の影響を受け、年次総会が10月31日に開催されるという変則的な日程となってしまいました。また、KDD同友会の解散により、k-unetも年次総会において会則を改訂し正式名称を「KDD同友会パソコンクラブ」から「k-unet」(ケイユーネット)に変更、独立したKDD OBネットとして活動を開始しました。
平成24年度の総会は下記の通り4月23日(月)に開催を予定しています。現在、総会に向けて平成23年度の活動および決算報告、平成24年度の活動計画(案)および予算(案)の作成を運営委員会で進めています。また、「k-unet会則」につきましても、平成23年度の総会で頂戴しました多くの貴重なご意見を反映するべく、さらに検討を重ねました結果、平成24年度総会に「k-unet会則(改定案)」を提案いたします。さらに、入会金・会費の額を定める「k-unet入会金・会費規定(案)」を提案いたします。
議案につきましては、4月上旬に「k-unet年次総会ホームページ」でご覧いただけるように準備を進めています。準備が整いましたら、別途ご案内いたします。
皆様、ご多忙とは存じますが、ぜひとも平成24年度k-unet年次総会にご出席ただきますようお願い申し上げます。また、ご出席いただけない方は、別途ご案内いたします「k-unet年次総会ホームページ」で議案をご覧いただき、委任状をご提出いただきますようお願いいたします。
ご出席あるいは委任につきましては、平成24年4月1日から次のアドレスでご連絡いただけます。
ご出席あるいは委任のご連絡は、こちらをクリックしてください。
日 時: 平成24年4月23日(月)午後1時15分開場、午後1時30分開会
場 所: 新宿区四谷地域センター11階 集会室2および集会室3
(http://www2.odn.ne.jp/~hao65350/about.html)
電話:03-3351-3314
[交通] 地下鉄: 丸の内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分
都バス: 品97新宿駅西口~品川車庫
「新宿一丁目」バス停より徒歩1分
総会次第 (13:30~15:15)
1. 開会の挨拶
2. 代表の挨拶
3. 議長の選出
4. 議事
議案1 2011年度後期活動報告
議案2 2011年度会計報告および会計監査報告
議案3 k-unet会則(改定案)およびk-unet入会金・会費規定(案)
議案4 2012年度活動方針(案)
議案5 2012年度予算(案)
5. 退任役員挨拶
6. 閉会の挨拶
懇 談: 閉会後、15:45頃まで懇談の時間とします。
この時間に会費およびご寄付の受付を行う予定です。
懇親会: 場所を改めて、16:00~18:00の間、近隣の居酒屋で懇親会を行います。
会 費: 総会のみご参加の方は会費不要です。
懇親会にご参加の方は2,000円頂戴します。
あとがき
KDD同友会から独立した「k-unet」(ケイユーネット)として、今後ともKDD OBの絆となれるよう頑張っていきたいと思います。会員の皆様にも、より良いk-unetにするためにk-unetの活動についてご意見、ご要望をお寄せいただきますよう、お願いいたします。次号は、運営委員の 石垣 英明 さんが担当されます。
以上
No.16 2012年2月23日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
1月中の会員増減はありませんでした。1月末現在で会員数は520名です。
■ k-unetパソコン研修会
次回は3月6日に町田市民フォーラムにて開催予定です。研修担当の山本勝美運営委員が講師を担当します。詳細は後日ご案内いたします。
なお、4月25日(水)に「さいたま市」で研修会を開催るす予定で準備を進めておりますので、ご期待ください。
■ サロン k-unet
3月14日に四谷地域センターにて 第18回サロンk-unet(お料理教室)-ワインで春を待つ会- を開催いたします。皆様のご参加をお待ちいたしております。
■ 臨時運営委員会
3月19日に四谷地域センターにて臨時運営委員会を開催します。4月23日開催予定の k-unet年次総会対応等について審議いたします。何野誰兵衛さんが入会されました。会員数は555名です。
今月のコラム
担当:本間 強
2月に入っても例年になく寒冷な気候が続いておりますが、皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。4月1日からのk-unetホームページのリニューアルに向けて大詰めの作業を進めているところですが、皆様の更なるご支援、ご協力のほど宜しくお願い致します
☆ 人工衛星の軌道計算 ☆
1957年10月4日に世界初の人工衛星「スプートニク1号」がソビエト連邦により打ち上げられました。この歴史的成功がアメリカ合衆国にスプートニク・ショックを引き起こし、その後アメリカとソ連の熾烈な宇宙開発競争が繰り広げられ、数々の人工衛星が打ち上げられました。日本では1993年11月23日にリレー衛星による米国からの初のTV伝送実験が行われ、その実験でケネディ大統領暗殺のビッグニュースが伝送され衛星通信の威力が示されました。当時、小生は茨城宇宙通信実験所で大型通信アンテナを衛星方向に指向制御するコンピュータの運用支援作業を行っていましたが、それ以来、人工衛星がどのように地球を周回するのか、大変興味を持ちました。50才代になり科学技術計算プログラミングができるパソコンが個人で購入できる環境となり、趣味でプログラム作りを勉強していましたが、小生の能力ではとうてい無理と思われるC言語による人工衛星の軌道計算に挑戦してみることにしました。
人工衛星の軌道は、軌道要素データを用いて時々刻々の位置を計算することができます。地球を周回する人工衛星の軌道要素データは NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)のホームページから入手することができます。このホームページを見ると宇宙ゴミ(Debri)となった衛星を含め沢山の人工衛星が地球を周回していることが判ります。ちなみに静止衛星(geostationary)のところを見ますと2月13日現在で401個の衛星が登録されており、単純に計算すると静止軌道上に0.9度ごとに配置されていることになります。同ホームページに掲載されている集計表によりますと、移動衛星を含めて地球を周回している衛星は日本が打ち上げたものが約127個、世界全体では約3,600個もの衛星が地球を周回しているそうです。
軌道要素データの例(日本のJCSAT-2A衛星)は以下のようなものですが、人工衛星名と2行の数値データが並ぶ素っ気ないもので、通称 TLE(Two Line Element)データと呼ばれています。
JCSAT-2A
1 27399U 02015A 12037.42437757 -.00000166 00000-0 10000-3 0 7413
2 27399 0.0253 200.2757 0001939 124.1163 118.3407 1.00272564 36173
この軌道要素データの意味と衛星の位置を計算する手順は少々複雑でマンスリーレターではご紹介しきれませんので、ご興味がある方は、詳しく解説されている「CALSAT32のからくり」 をご覧下さい。ウエブ上で計算表示するソフトを含め TLEデータを用いて衛星の軌道を表示するソフトは沢山ありますが、フリーソフトの Orbitron というソフトがお勧めです。このソフトは、NORADのウエブサイトからTLEデータを読み込み、パソコンの実時間で1秒ごとに軌道を計算し世界地図上で衛星が現在どこの上空を周回しているのか表示してくれます。衛星打ち上げのニュースに良く出てくる衛星追跡管制室のモニター画面とそっくりです。
この2つのソフトを参考にしてC言語による人工衛星の軌道計算プログラム作成に挑戦したのですが、小生にとってプログラムを作るうえで困難な事柄が沢山出現しました。参考となる書籍やインターネット検索で情報を集めてなんとか問題を解決し、約7年ほどかけてC言語による軌道計算プログラムを完成せました。「何事も成せば成る」ものですね。小生作のソフトは Orbitron と同じく NORADのウエブサイトからTLEデータを読み込み、パソコン画面の世界地図上に1秒ごとの衛星、太陽、月の位置と衛星の可視範囲を実時間で表示します。しかし、衛星の動きは移動衛星でもそんなに早いわけではなく画面を見ていても面白くないので、衛星の動きを約10倍の早さで計算して表示する機能を付け加えて楽しんでおります。ロシアの長楕円軌道衛星(Moluniya)や、日本の準天頂衛星(みちびき)は独特の軌道で地球を周回しています。マンスリーレターではその様子をご紹介できませんが、機会がありましたらご紹介したいと思っています。ご興味がお有りの方はご連絡ください。
あとがき
春が近づいて温かくなると花粉症の季節が始まりますが、花粉症の小生にとって毎年この時期は憂鬱になります。今年の冬は寒かったせいか花粉症の兆候が現れるのが遅れていますが、最近ようやく感じ始めています。花粉症にならぬようお気を付けください。
次号は、運営委員の山本 勝美さんの担当です。
以上
No.15 2012年1月29日 |
今月のお知らせ
■ 会員の状況
12月に大桃 善一郎さん、加藤 次雄さん、櫻井 富雄さん3名の方がが入会されましたが、会員の小堺 マリ子さんが12月7日にご逝去されたため、会員数は、520名となります。
■ k-unetパソコン研修会
次回は2月6日四谷地域センターで開催予定です。テーマは、「最近のメーラー事情」と「外付けメモリーの使い方」とし今回は、研修担当の本間 強運営委員が講師を担当します。
なお、3月は、6日(火)に町田市民フォーラムで開催予定です。詳細は後刻、ご案内いたします。
今月のコラム
担当:西澤 太郎
寒中お見舞い申し上げます。
厳しい寒さが続きますが、皆様、お元気にお過ごしでしょうか。 辰年は良いことが多い年とよく言われますので、今年は大いに期待したいものです。
昨年末にKDD同友会が解散し、k-unet も今年は、大きく変わろうとしています。k-unet の組織・運営・HPのリニューアルなどについて作業を進めているところです。 皆様のさらなるご支援、ご協力を宜しくお願い致します。
☆ 使えなくなる一部の古い携帯電話機 ☆
昨年の初めころに私が愛用しているauの携帯電話機が2012年7月24日から使えなくなるとの通知を受取りました。周波数の有効利用のために、「800MHz帯」(810~958MHz)の周波数を再編成することが理由のようです。
このため、この周波数帯を使っている一部の携帯電話が使えなくなるということで、対象となる携帯電話機は、ドコモ:約163万件(2012年3月末)、au:約500万件(2012年7月末)とばかにならない数です。
現在この周波数帯には、ドコモ(NTTドコモ)とau(KDDI)の一部機種、地域防災無線などの無線システムが細切れに混在しています。ソフトバンクは別の周波数帯を使用しているため今回の再編の影響は受けないそうです。
これを再編してNTTドコモとKDDIに15MHzのブロックをそれぞれ2つずつ割り当てることによりビル陰、山間部でも電波が届きやすい:900MHz帯(使い勝手の良さからゴールデンバンドまたはプラチナバンドと言われる)にまとまった大きな空白地帯を創り出し、新たな利用に供するのが目的です。
電波という有限の資源を有効に活用するためには今回の再編は、避けて通れないことかもしれませんね。末端の利用者の不都合は別にして。周波数割当の詳細について興味のある方は、以下のサイトをご覧ください。
( 各周波数区分における具体的取組 ) [770~960MHz]
いま私が機種変更を迫られている中でどうせなら従来の携帯電話機より最新のスマートホンにしようかと考え始めています。
その時気になっているのが、高速な無線通信を提供するWiMax、テザリングなどの機能、利用目的と料金のバランス、機種の選択で、なかなか決断できずにいるうちに約半年後の期限7月24日が迫ってきました。
さてどうするか、そろそろ決断しないと。
☆ 東京スカイツリーと地デジ用アンテナ ☆
またまた無線の話で済みません。昨2011年に地上のTV放送は、デジタル化に完全移行されましたが、我が家のアンテナは、既存のローカル局向けのUHFアンテナをそのまま使って済ませました。
ところが、今年に東京スカイツリーが営業を開始し、テレビジョン放送(地デジ)の送信所が東京タワーから東京スカイツリーへ2015年1月頃に移行することになっています。( 移行計画 )
少しばかり無線の知識がありますので、そろそろアンテナを新しいものにする工事を考えて、面白半分に埼玉県桶川市の自宅から新旧二つの送信所への方位角を計算してみました。といっても便利なサイトがあり、2地点の正確な位置情報(緯度経度)を入力すると答えを出してくれます。( 地図上の2点間の最短距離と方位角を楕円面上で求める )
正確な位置情報(座標:緯度、経度)も Google Map を利用したサイトで簡単に得られます。自宅から見た、現状と移行後の方位の差は、予想していた5度程度より大きいものでなんと約11度(-11d55m44.58015s)と判りました。
通常のアンテナの半値幅からすると問題になる程ではありませんが、自宅の現状ではチャンネル4は、限界すれすれで時々受信できない場合がありますので、アンテナの更新工事は必須のようです。
電波の伝わり方は、複雑でいろいろな要素が相互に関連しますが、埼玉県桶川市で約11度変わるということは、もっと東京寄りでは、更に大きな変化が発生することになります。
しかし、送信所に近くなれば電波は強くなりますので、方位の違いは許容できる可能性がありますが、環境によっては、受信できなくなる可能性も考えられます。
皆様のお宅ではどうでしょうか。
あとがき
この冬は、悪いインフルエンザが流行しているようですので、体調に充分気を付けて、冬将軍に負けずに乗り切りたいものです。
次号は、運営委員の本間 強さんの担当です。
以上